pesce tropicale

neontetra

ネオンテトラの泳ぐ水槽の前で立ち止まる。
幼い頃、商店街で親が買い物している間に、
その一角にある観賞魚やフードを
販売しているテナントに行って、
そこでいつもネオンテトラを見入っていた、毎回。
青いキラキラが震えるように揺れるのがきれいで、
グッピーエンゼルフィッシュ琉金や出目金もいいけど
かなりのネオンテトラのファンだった。
当時夜店で捕った金魚や川でつかまえたドジョウを
飼っていたので、以外に親にせがむことはなかったらしい。


店番のおばちゃんはお元気だろうか。今は、
地震の被害で建物が撤去されてしまっている。


それにしてもいろんな熱帯魚が水槽で回遊している。
丸くてキュートな8の字フグなんて何がどう8の字なのか気になるし、
シムラータスのヒゲ面が人のチョビ髭面と重なる。
メダカも売られているとは・・・!
ネオンテトラ中南米産と書かれている。そうなのか、勉強になる。
はるかに一匹50円以上のかがやきを彼らは備えている。
値段なんてこの場合無意味だ。
どういうわけだか、
ふと、はるばる遠いところから旅された彼らの御先祖が偲ばれた。


こんなにか弱そうなお魚も本来は野生というのには
少しびっくりするが、是非いつか密林の淡水で
小粒で派手な魚群をこの眼で見てみたい気がした。