2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

クライスト「ミヒャエル・コールハースの運命」

副題・或る古記録より。吉田次郎訳。 セッションで言うと、ベースがドライブして、 うねるラインでぐいぐい引っ張っていくような、 よくある中だるみが一切なかった。 プロレスで言うと、3対10の不規則なバトルロイヤルで、 最期はレフェリーが倒され収拾…

come un mercato all’aperto

年々実を摘む量が増えているのが、 目から、そして手にした重さで分かる。 じんわりうれしい。 この即席でない喜びは育てた人にしかわからないものだと思う。 透明の容器に入れてみると、 いつか本でみたヨーロッパの朝市の店先っぽくて、 何だかいただくの…

街のあかり(2006、フィンランド・ドイツ・フランス)

鑑賞後にもわっと出てくる妙な安堵感は、 窮屈な場所から噴き出した自分の心の一部分なのかもしれない。 作品中に主人公は一度だけ笑うけれども、 それが現代社会への痛烈な批判で、何ともやりきれない気分になった。 セリフの削るというか、 このような口数…

sfidiamo tutti i menù

メニューの数が豊富だと、 永遠に食べる機会のなさそうな一品ものが、 メニューを見ているとよく目に付く。 惰性というべきか、 毎回決まったものしか頼まないのも理由のひとつだが、 あまり通らない注文に対して時には腕を振るいたい料理人にとっても、 未…

メビウス展ど忘れ

気付いたり何かで知ったときには、 その展覧会の期間は過ぎていることがほとんどだ。 ジャン・ジローやってたのかよ! もうちょい前はバンドデシネや杉浦茂!今週そっちに行くのに。 スッとするためだけに記述するのはこれが最初で最期にしたい。

debuto in golf

ゴルフ本コースにデビューした。 ドライバーさえ練習すればスコアはまとまるであろうプレイの内容はともかく、 面白いスポーツのひとつだとは思う。 会心のバンカーショットや読みの入ったパッティング、 きれいな放物線を描いて飛んでいくティーショットな…