2009-01-01から1年間の記事一覧

冷やした紅茶がうますぎる

帰宅後に飲む紅茶を沸かすのが朝の日課となった。 この時期、帰ってきてぐいと飲むアイスティーほど、 体にしみるものはない気がする。 ビールもいいが、期待に応えられるビールは手に入りにくいし高価だ。 第一すぐ眠くなって何もしたくなくなる。 グラス1…

cerca nel dizionario cinese

枕の横に、頂き物の中日辞書が常にある。 メニューの発音や漢字を学び、 より美味しく食事したい気持ちの表れに違いない。 対象が何語であろうと辞書を読む、 厳密にいうとパラパラめくる行為は、 非常に愉快なもので、最初から謎などなくても、 謎は解けた…

Merci,le Tour!

まず書かねばならないことは、 モンヴァントゥーで勝ったガラーテはかっこよかった。 2位にはなったが、 必死の形相で食らい付いていったマーティンも忘れない。 さて、伝説の川室競出場からおよそ80年、 遂に二人の日本人選手がシャンゼリゼゴール、 完走…

エタップ・ド・ツールへの憧れ

ツール・ド・フランスの恒例行事のひとつであるエタップ・ド・ツール、 一般のサイクリストがレースと同じコースを走るというイベントは、 第20ステージモンテリマール〜モンバントゥーが今年の舞台だった。 モンバントゥー、標高1912m。 見るからに草木の少…

possibility&brave

同じような年齢の者による試合や競技よりも、 幅広い世代で行う方が面白いのではないかと、 最近になって感じるようになった。 ツール・ド・フランス第15ステージは、 時代の流れをまざまざと映していた。 ランスがここまでやれること自体、最大の賛辞に値す…

この夏はじめておなかを壊した。 給食で余った牛乳を調子に乗って何本も一気に飲み干し、 トイレに急行する小学生と変わらないと、 風通しの良くない便座の上で、 しばらく物思いに沈んだ。 冷たいミルクとホットコーヒーを立て続けに飲むのは、 言うまでも…

ツールor全英

全英オープンも始まり、 ツールとゴルフでチャンネルがいそがしい。 ツールの場合、風景や沿道の観客、特にテキサス男や悪魔おじさん等、 非常に個性的な観客の応援とうか並走を目撃したい。 ゴルフの場合、こちらも風景の良さもだが、 ピンに絡んでくるショ…

よく走る道の奥まったところに、 木造の静かなお茶屋さんがあって、 そこで店主と世間話をして帰り道に着くことが多い。 何も考えずに風に揺れる林の音や、 睡蓮を見るともなく見るのが、この上ないやすらぎである。 そこからの帰るルートは意識しなくても大…

やっぱり戦いとは駆け引きだった。

ツール・ド・フランス第8ステージ、 逃げた4選手のゴール前スプリントにしびれた。 4人の中で誰が1番タヌキなのか=勝者となるのだが・・・。 結果、フェイクに次ぐフェイクで読めない展開となり、 これほど見事な駆け引きを初めて見た興奮はなかなかのもの…

木陰で涼んでいると、セミの声もちらほらと聞こえ、 夏本番を予感させる。 我が家のネコ軍団"ニャン衆"も、 我先にむしゃむしゃ草を食べて、 真夏に向けて準備万端のようだ。

名曲アルバム〜ふるさとの唄〜が熱かった

祖谷の粉ひき唄の終わりからみたが、渋い曲に渋い映像だった。 粉を挽く部屋の障子の影から、ヌスッと座頭市が表れそうだ。 何が強烈だったかというと、徳之島民謡のワイド節にやられた。 比較的新しい民謡だそうだが、 時間を越えてどこかでつながっている…

ピレネー突入

名の知れた選手が当たり前のように リーダージャージを着るのもいいと思う。 でも、これからというフレッシュな選手が、 実力にしろ幸運にしろ、 リーダージャージに袖を通すのをみるのが微笑ましかった、 昨日のツール・ド・フランス第7ステージ山頂ゴール…

優良運転者ということで、 近くのセンターで免許証の更新に行ったのだが、 半ば作為的徴収だった安全協会への加入は、 たいへん穏やかになっていて、 窓口は分かりやすく別個になっていたのに少し驚く。 そして、更新しに来た人の数に対して、 明らかに余っ…

チームTTは過酷

ツール・ド・フランス第4ステージ、 落車に次ぐ落車で、明日以降も続くレースのためにも、 怪我なく無事完走してほしくなるコースだった。 選手らがバランスを崩すたびに、見ているこちらも冷や冷やだ。 しかし総合2位のランスと首位との差は0.22秒。 作り話…

果汁100%のジュースがあまりにうまかったので、 これをゼリーにするとどうなるかと、 パックのまま固めて冷やしてみた。 やっぱり冷やすと甘味が抑えられ、 ジュースのまま頂くのが正解だと反省した。 でも、パックに混ぜて冷やすだけ、 などというキャッチ…

ツールを見ずにメシが食えるか!

自分自身を盛り上げるためにも、 今年は日記の背景もイエローにした。 第1ステージはレーシングゲームで見覚えのあるコースで、 街の景色でコースの先を予測できるのが、 いつもと違いちょっとうれしかった。 第2ステージ、新城選手やってくれた!おめでとう…

テーマをいじってみたものの、 スタイルシートなど知らないことばかりだ。 本当は、はてなの"wave"というテーマを使い、 右側の波の色を黄色にしたかったけれど、 分かりそうで分からない。 しばらくは実験的にちょくちょく変えてみるつもりでいる。 ほこり…

クライスト「ミヒャエル・コールハースの運命」

副題・或る古記録より。吉田次郎訳。 セッションで言うと、ベースがドライブして、 うねるラインでぐいぐい引っ張っていくような、 よくある中だるみが一切なかった。 プロレスで言うと、3対10の不規則なバトルロイヤルで、 最期はレフェリーが倒され収拾…

come un mercato all’aperto

年々実を摘む量が増えているのが、 目から、そして手にした重さで分かる。 じんわりうれしい。 この即席でない喜びは育てた人にしかわからないものだと思う。 透明の容器に入れてみると、 いつか本でみたヨーロッパの朝市の店先っぽくて、 何だかいただくの…

街のあかり(2006、フィンランド・ドイツ・フランス)

鑑賞後にもわっと出てくる妙な安堵感は、 窮屈な場所から噴き出した自分の心の一部分なのかもしれない。 作品中に主人公は一度だけ笑うけれども、 それが現代社会への痛烈な批判で、何ともやりきれない気分になった。 セリフの削るというか、 このような口数…

sfidiamo tutti i menù

メニューの数が豊富だと、 永遠に食べる機会のなさそうな一品ものが、 メニューを見ているとよく目に付く。 惰性というべきか、 毎回決まったものしか頼まないのも理由のひとつだが、 あまり通らない注文に対して時には腕を振るいたい料理人にとっても、 未…

メビウス展ど忘れ

気付いたり何かで知ったときには、 その展覧会の期間は過ぎていることがほとんどだ。 ジャン・ジローやってたのかよ! もうちょい前はバンドデシネや杉浦茂!今週そっちに行くのに。 スッとするためだけに記述するのはこれが最初で最期にしたい。

debuto in golf

ゴルフ本コースにデビューした。 ドライバーさえ練習すればスコアはまとまるであろうプレイの内容はともかく、 面白いスポーツのひとつだとは思う。 会心のバンカーショットや読みの入ったパッティング、 きれいな放物線を描いて飛んでいくティーショットな…

『トラフィック』(1971、フランス・イタリア)

ジャック・タチの作品は鑑賞後、 言葉にできない彼独特の雰囲気に包み込まれ、 心のほこりや垢がきれいに掃除され、 いい感じの平静さがいつも待っている。 こういう人を、いまこそ必要なんじゃないだろうか。 おれの永遠のヒーローのひとり。 それにしても…

hanno detto benissimo

今日もいい自転車日和だった。林から漏れる夕暮れがまぶしい。 閑静な住宅街を縫うように、ひとり家路についていた。 連続する坂を登りきろうと顔を上げると、 そこに辺りの住人と思われる男性が、 2匹の犬を従えてこちらを向いて立っていた。 毛の長い、で…

第4日目

マスク人口は8割近くいる。 美術館に行くと各室にスタッフの方がいて、やはりマスクをしていた。 マスクをしていない私が、 スタッフの横にある展示をみようと寄っていくと、 ゆったりと不快に感じさせない程度に立ち上がって、 少し離れた場所をふわりと巡…

mangio una mora

頂いた盆栽の桑の実が熟れてきた。 水っぽくてさらっと優しい味がした。 盆栽のぼの字も知らないけれども、 どう育てていけばいいのか。 店のおばちゃんの説明を思い出そうと、 しばらく黙考。 腰が痛い。いつもより長引いている。

「世界ノンフィクション・ヴェリタ24 第9巻」筑摩書房

『森の猟人ピグミー』『極北の放浪者』『カラハリの失われた世界』収録。 どの作品も何てパワフルなんだ。パワフル過ぎて説明とか感想など、 あまり意味のないように思えてくる。このシリーズは強力無比だと言える。 零下50℃の下でエスキモー(現イヌイット…

第2日目

親曰く、患者が見てもらった診療所は、 通院する病院だったというのは、 医師のインタビューで気付いたらしい。 この間、薬を持って帰って来てたと思うが・・・。 マスクを着けた人は昨日より増えている。 天気が良くないこともあって、住宅街の人通りは非常…

ferrovia di risciò

喫茶店に置いてあった雑誌を読んで、 豆相人車鐵道というのを知った。 5,6ページの記事であったが、 人のやらないことに価値を見出す雨宮社長をはじめ、 車体を押し進める車丁の意気込みや熱さが伝わってきた。 世の中がちょっとでも楽しくなるのは、 こ…