la vista nostalgico e fresco

机とイス、セットでほしー

 こういう景色から思うに、
涼しげで懐かしい景色というよりも、
懐かしいから涼しくみえるような気がした。


 初めて入る古書店で書棚をいろいろとみる。何気ない旅行の気分。
興味をそそられる書物もあるが懐具合から断念。
しかしこれだけゆっくり陳列をみて何も買わないのもと思ったので、
大方直感に頼って上下2冊で200円の文庫を手にとって目を通した。
これは・・・著者・内容共にこれはおもしろくないわけがない、
ということでお店の方に渡すと、
「これは本当に良い本ですよね、
こういう本を若い人たちに読んでほしいものですよね。」
その白髪を後ろで束ねた老婆の声に、
またひとつ良いお店を見つけたことをどうにか伝えたくなった。


 レコードプレーヤーもないくせに、
この機会を逃せば入手は無理だろうと、
例のエチオピア・ファンクのレコードを購入。
分かってはいるものの聴きたいのに聴けないもどかしさが消え去らない。
 聞くところによると、イベントで友人がそのレコード店の店長に、
「何か連れでエチオピアのがいいと言ってるのがいるんですよ」と尋ねたそうで、
店長は「(そのこ)ようわかってるわ〜」と答えたそうだ。
やっぱり、そうなんだ。