zio

MORICI2005-08-19

ゼミの友人が帰郷し、
日中甲子園で観戦しながら談笑する。
休暇を終えると再び研修期間が待っているらしく、
開講される場所が寮から遠いのが難儀らしい。
ひとときの間ではあったがく十分に楽しんだ。


本当は毎年この友人とは、京都の外れにある
和菓子屋で甘味を満喫するはずだったけれども、
直前にこちらの都合で予定を変更した。
ちょうど時間的にピンポイントで空いたのが
不幸中の幸いである。というのも
前日に伯父がこの世を去り、
葬儀が明日行われる。
脳梗塞に2度かかったので、
亡くなる2年ほど前から伯父の意識はない。
だから最後の姿は強烈に痩せこけて直視できなかった。
臨終の際、果たしてどれぐらいの人が
安らかに旅立つことが出来るのだろうか、
ことある毎に思い立ってしまう。


川沿いを火葬場に向かい登板していくバスの中で、
あと何回このバスに乗ることがあるのだろう、
いつぼくのためにどなたかがこのバスに乗るのだろうと、
そんなことが頭をよぎった。
この坂道は自転車でもよく登る道なんだな。