il gap

カキのファルファレ、グラタン

所用でみどりの窓口に行く。
不慣れな手つきで用紙に記入する傍らで、
制服を着た女性社員が丁寧に手助けしてくれる。
ちょっと気の利いた試みは大いに歓迎すべきことで、
男臭い雰囲気を少しでも和らげたいらしい。
書き終えたのでカウンターに並んだ。そこでだ。
窓口に入ったときから違和感を感じていたのだが、、
そのカウンターで対応している別の女性社員が、
言ってしまえば、明らかにオッサンなのだ。
ズボン姿で約120℃に大股を広げ、ダラリと背もたれ浅く腰掛けた態度。
彼女は私の前に並んでいた客の、耳の遠いらしい老婆に向かって
卸売市場のセリさながらに声を張り上げ、
「わかります?」「往復です?」。
この瞬間、昇りかけたJRの印象は一気に急降下した。
もはやギャグだ。何なんだろう、短時間におけるこのギャップは。
こんな人材を採用せねばならないほど不足しているのだろうか。
あの事故から半年以上が経過した。
この会社は同じ轍を踏む気がしてならない。