「マーノ・デ・サントの帰郷」

注文していた本を受け取りに行く道は心が踊ってしかたがない。


その時代に、こんなに熱くて楽天的な日本人が生きておられたことに、
読んでるこちらまで、心がふつふつ沸騰してくる。
ジョン万次郎やジョセフ彦とはまた違った熱さ。
密出国からボカ・ジュニアーズのトレーナーになる道のりは、
人生何が起こるからわからない事実を証明しているように思える。
スケールのでかい、途方もない熱い塊が音を立てて、
何かを忘れた現代人に直撃したようだ。