promemoria

その店の明かり

ざっと気に留めた、整理せねばならないいくつかのことを雑然と覚書。
・定期的にやってくる本の虫病にかかる。秋の夜長や冬のこたつでの活字もいい。
 ただし六月の夜、雨の降る夜は読書冥利に尽きると言ってもいい。
 どんどん雨降ってほしい。
・コーヒーのフェアトレードに関心を持つ。そのほかの作物でも、
 正当な利益を生産者にも分け与えることのできる取引を望む。
 いい暮らしの目指すものとは、
 他者をも幸福に巻き込んでいくことではなかろうか。
・高架下付近の地下道の出入り口でドラマのロケの準備に偶然出会う。
 スタッフらが足場や照明を運び配置したりしている。
 しかしあたりに緊張感はなくどの顔も精気がないのをみると、
 これから生まれる作品に対し期待するのは無理だ。
 公道で往来を遮るようにくわえタバコのスタッフや関係者は論外だ。
・ありふれたエコを疑問に思う。ペットボトルのリサイクルにご協力を、
 などと善いことのように言うが、そもそもペットボトルなど最初から
 極力作らなければ一番いいのではと思う。ゆっくり茶葉や豆から煎れた
 飲み物を楽しむ余裕ぐらい、いい仕事には必要だと思う。
 自然の中でアウトドアスポーツと言いながら、そこに行くまでに排気ガス
 撒き散らす現実もおかしい気がする。地球に優しい振りだけなんだろうか。
・似たようなことだが、マスコミの「ハンカチ〜」「ハニカミ〜」といった名づけに
 アホかと思う。
・これも似たようなこと。ひさしぶりに民放をみる。
 番組だが、CMがとにかくつまらないのが多い。
 ビールのCMは過去最低のつまらなさかもしれない。
・街の夜が荒れている気がする。普段荒れない人らが見栄えなく荒れているようにみえる。
 そんな中、ビル街で青果店を営んでいるのを見つけるとほっとする。
 売り上げを考えると土地を売ればいいという人間もいるとは思う。
 自分の頭の中の、小さなことしか見えてない連中は放っておけばいい。
 システム化されない部分にこそ愛着を持つことが出来るのだと思う。 
・喫茶店の主がいる。いつもオヤツをくれるので感謝の気持ちで、
 ちょっとしたケーキを焼いて持っていってから、やけに
 チーズケーキの作り方を質問される。なるべく分かりやすいように説明したけれど、
 一向にメモをする気配もなく、三度同じことを説明することとなった。疲れる。
 今度訪れたらまた聞かれそうで、レシピか実物か持参しようか迷っている。
・友人と気になっていたカレー屋に行ったがお休み。
 直前に通って濃密なXO醤の香りがうまそうだった小さな広東料理屋に入る。
 目の前で夫婦喧嘩が少しあった以外は、まったく当たりだった。
 こういう流れは、一日をもっといい一日に変えてくれるのでうれしかった。
・手、とくに右手がおかしい。時折ほとんど指を曲げられない。ぎこちない。
・手がおかしいのはウンテイのやりすぎかもしれない。 
・たったいま、キリンカップが今やっているのを思い出す。