raganella a fontanella

癒されました

不眠が続いている。
先月末には勤務中に痙攣し立ち上がれず、点滴を受けるに及ぶ。
昨年に起きた熱中症の恐怖は未だ消えてないらしく、
ここまで暑いと、どうしても緊張がほどけない。
パニック障害と診断されたが、それはもう随分マシになってきた感じだ。
そこでここ数日、いくらか猛暑もおとなしくなってきたこともあり、
漸減法に従い睡眠導入剤の量を減らしているところで、
この薬からの離脱がひどく難しく感じている。
ぐっすり眠りに落ちることが少ないので、
昼間の眠気も凶暴で容赦なく襲ってくる。しかし眠りに付けない。
どんなに眠くても昼寝すら不可能なのが辛すぎる。
ひどい夏だ。酷暑続きで、ヒルクライムしたら卒倒しそうにもなった。
服薬のためにアルコールも飲めない。だから飲み会にも行けず。
いましばらくは療養に努めることにする。


それでも、友人らに誘われゴルフを決行する。
途中でプレーを中断したくなるほど頭がぽーっとしてかなりの危機感を抱いたものの、
保身のために口数少なく、
ボールを打つことと水分補給だけに集中することで何とかラウンドできた。
もっと元気にトークしたかったけれども、
結果的にこんな状態でも楽しむことができたのは幸いである。
残暑厳しいこの時期に、精神的にやられている人間を、
強引にでも夏ゴルフに連れ出してくれる友人はそういないと思う。
持つべきものは友だと、
当たり前のことが身にしみた、晴れ渡る夏の日の午後だった。
クラブハウスに入る前に冷たい水を口にしようとウォータークーラーの前に行くと、
アマガエルが先に涼を求めていた。ちょっとゴージャスな気がした。
ここまでジャンプしてたどり着くとは賢明で勇敢なカエルなのかもしれない。