alpinista,un giorno

標高700mほど

山道に入って10分かそこらで、
ちょっとこの山をなめていたと少し後悔した。
和気藹々とハイキングするよりも道なき道を行くという点で、
本気の登山に近い山登りとなっていたからだ。
いつもより足の踏み場を探りながら前進する。
落ち葉の上にイノシシの毛がごそっと散っているのを見ると、
いつもの山と違い気持ちを引き締めて、
友人とひたすら山頂を目指すこと1時間強。
そこにはただただ清清しい気分が待っていた。
落ち着いた緑の景色や程よい涼しさを運ぶ風がいい。
脇の林で用を足したがこれまた何とも気持ちいい時間だ。
この山はくせになりそうな気がした。