パパは、出張中!(1985、ユーゴスラビア)

暗く重苦しい空気にぽつぽつ見えるぬくもり。
エゴとエゴの衝突と、家族の絆。
気がつくと子供の視点でみていた。
こういう派手ではないがじっくりした作品を堪能できる人間でよかったとも思う。
ナターシャがマリクに渡した手紙が、いまも気になる。


ラジオのサッカー中継に耳を澄ます人びとの姿にオシム氏の幼い頃をみた。
最も見たい俳優のひとりであるミキ・マノイロビッチが、
また何ともいえずに心にしみこんでくる。