『ディナモ―ナチスに消されたフットボーラー』

アンディ・ドゥーガン著、千葉茂樹訳。


第二次世界大戦時、
ナチスに仕組まれた「絶対に勝ってはならない」試合に、
祖国ウクライナのために、フットボーラーとしての誇りを胸に、
ドイツ空軍サッカーチームに全力で勝ちにいった、
ディナモ・キエフの選手たちによる熱く悲しいノンフィクション。


国や時代が違っても、なぜにオシム氏や、
エミール・クストリツァの映画によく出てくる
ラジオのサッカー実況に耳を澄ます人々が、
サッカーに対してこれほどガチなのかが分かる。
彼らこそ真のプロフェッショナルだった。