Christian Ludwig Attersee

文庫を数札と神様ジーコのトレーニング本をいただいて
古書店から帰ろうとしたそのとき、
ふと右手に見えた薄いが大判の美術書に目が行く。
極めて獰猛そうな歯を持ち、何かの物体をくわえ、
よだれが垂れている口をした見たこともない生物の絵。
同じようなページが続いていた。
実に怖い。
白い紙に黒や赤の豪快な線で描かれた
ラフなタッチのスケッチで、
説明もいっぱい書かれているのだが、
ドイツ語らしい綴りなので全く読めない。
かろうじて画家の名前だけ覚えている。
専門家は違うと指摘されるかもしれないが、
昔にみたボッシュという画家の描いた作品の
雰囲気に近いのではないだろうか。
とにかく、どういう心境で制作したのかが気になった。