evento d’estate

サイン会にて

初めて将棋祭りに行く。
会場の雰囲気を心配していた。
しかし到着してみると、
おじいさんから子供らまで、大勢つめかけており、
とてもにぎわいをみせていた。
どの世界でも共通するが、間近にプロがいると、
それだけでドキドキして、丁度いい緊張感も得られる。
ファンがプロに色紙や本にサインをもらっている光景はいいもので、
光景そのものがイベントの一部となっているようだ。
たまたま友人が好位置の座席を確保してくれて、
立ち見を免れることができ、プロの対局をじっくり生で見た。
こちらも初心者なりに頭をフル稼働させてしまうので、
観戦後に脳が疲れきっているのがよく分かる。
そして何より今日一番の衝撃は、
運良く十面指しに当選した小学生が、
後手番のプロ棋士に平手で一発入れたことである。
勝った少年の落ち着きっぷりが目を引いた。
また行きたくなった。


帰り道に、繁華街の一角にある風情ある路地で、
これまたジャズのお祭りがやっていた。
足を止め、数曲聴いた。
ノリノリのベーシストが印象的で、
演奏者たちの心地良さ、浮遊感を感ぜずにいられない。
それと心理的に、
静の将棋から動のジャズへのダイナミズムが
有り得ないほど素晴らしい。
極めて贅沢で充実した休日となった。


あらゆる出店でアルコールが飲めるのだが、
いかんせん体調不良が続いているため我慢する。
これだけが苦渋の決断。
早く、思うままに飲み食いしたい。