『踏まれた麦は強くなる』

生で稽古や生活をみたことがなくても、
極めて厳しい世界であるのがわかる。
そんな相撲界において、頑強に戦ってきた力士の語る、
飾り気のない実直な文章は一読に値する。
たしかテレビでみたことのある霧島関は、
鮮やかな明るいブルーのまわしを締めて
土俵に上がっていたように覚えている。
あとで知ったことだが、
この本を読んだ、ときの仏大統領が感動して、
我が国の総理に送ったそうで、
その気持ちを非常に理解できる。


相撲を取りたくなった。
がむしゃらにぶち当たれるような、
どこか相撲のできるジムはないのだろうか。