『北国の帝王』
CSのシネフィル・イマジカ様々で、
どんどん録画をせざるを得ない。撮り置きが自然と貯まる。
R.アルドリッチ監督、すごすぎる。
無賃乗車という映画として地味なテーマにもかかわらず、
この迫力や臨場感は圧巻である。
リー・マーヴィンとアーネスト・ボーグナイン両氏は、
常人と気合のレベルが違いすぎる。
特にボーグナイン氏は極限状態の役を演じると超一流な気がする。
『ポセイドン・アドベンチャー』のおじさん役が思い浮かんできた。
前編を通しての、タフな合衆国っぷりも、
大らかに作品を包みこんでいるようで、
そこが血なまぐささをぐっと抑えているようでいいと思った。
定期的に観てしまいそうな映画だ。