「ふだん着の温泉」

いつもの客がいつもと変わらないように風呂につかり、
宿や浴場のあるじが日々の仕事を丁寧にこなす。
ただそれをみるのだけで落ち着き癒される。
そんな光景は、無意識に心のよりどころなのかもしれない。
それに、吉幾三氏の歌と温泉とは、
にやけてしまうほど相性がいいようだ。
近所の銭湯もわるくないけれども、
年を越えたら、ちょっといい温泉にでも足を運んで、
畳の上にドカンと寝転がりたい。湯治だ、湯治。