ナンシー関さんの作品

集中力を維持できず、やれることもない日が続いたので、
こういうときは画集を見ようと、
年賀状作りのヒントを得る意味も込めて、
ナンシー関さんの版画を布団の上でみる。
独特のタッチを持つ線をシンプルに組み合わせて、
モンゴロイド特有の凹凸のない顔を表現する。
恐らくどの世界でも、
こういう引き算のセンスあるものが大切だと再認識させられる。
とくに小鼻と頬の間のシワが絶妙で、
そのシワに心をぐっとつかまれるような気持ちがする。
本当は、横になりながら鑑賞してはいけない気がした。