2007-02-15 『兵隊やくざ』1965年、大映 cinema 軍隊を背景に、 当時の思想や一歩進んだ価値観を上手く織り込み、 シンプルかつ痛快に作りこんだ映画。 スカッとするだけではない、 作品の節々に洗練された何かを得る。 あのラストシーンを見終えたあとの ふっくらとした余韻は、 どことなくヨーロッパ的な空気を感じられた。 洗練された何かとは恐らくそれのことだと思う。 勝新太郎さんと田村高廣さんのコンビはあまりにも究極で、 一辺に好きになった。 繰り返しになるが、あのラストシーンのポスターがあれば、 間違いなく部屋に貼る。