14年 since 1.17 そしてガザ

 誕生日から誕生日への1年よりも、
1.17から1.17への1年の方が時間の重みを感じる、
また1年間生きることができた、というように。
そこには感謝と惰性が静止することなく混じりあっている。
 あの日、家の外に出て目にしたような光景が、
湯気のたつ蕎麦をすすりながら見ていたテレビに映っていた。
頭から血を流し泣き続ける子供、うろたえたり呆然としたりする大人。
違うのはガザの悲劇は天災でなく人災であることだ。
隣人が危なっかしいから家に火をつけました、
そのような言い訳が許されるはずがない。
次のニュースに移ると、再び蕎麦をすすり始める自分がいた。