惑星ソラリス(1972,ソ連)

得てして、始めは面白くなさそうだったけど、
最終的に興味深いものだった作品があると思う。
そういう映画だった。
主人公が頭では分かってるつもりにもかかわらず、
謎の生命体に骨抜きにされる辺りについて、
あんな状況じゃオレもそうなってしまうのかな、
と変な諦めの心境に達した。
緑あふれる小屋と首都高・宇宙空間・船内の色彩や形状の対比が、
なぜか気持ちよかった。
もう一度みれば優しい流れのなかで、きっと別の何かを感じそうだ。
しかし、あの耳のアップは何だったんだ?ほんとにびくっとした。