2005-06-01 よろずや平四郎活人剣 libro 藤沢周平さんの書くものはリズムが良いせいか読みやすく、 スムーズに作家の世界へと運んでくれる。この作品は、 強引かもしれないが「ズッコケ三人組」と相通じる気がしてならない。 そんなに時代小説を読むことはない。でも、ちょっとどこかに 旅行へ行きたくなったときに読みたくなる。 神名平四郎とその兄の関係が、その他の人物の関係を引き立たせている ので、全体を通して感情移入しっぱなし。