strada
毎日の鼻うがいの効果は奇妙な感覚をもたらした。 道に迷い、雑居ビルの立ち並ぶ夜道を歩いていた。 と右手の方から、何やら焼いたソーセージの香りが、 いや、左前方のゴミ箱からは、 湿った質の良くない紙の匂いをキャッチした。雑誌か何かか? その地下辺…
夕暮れ時に、チャリでよく行くルートをポタリング中、 腹の足しにクッキーを口にしながら山の寺の脇道で休憩していると、 ふと西の方角に目が向いた。 そこでみたものはいわゆる東屋の下、
不慣れな土地でカレーの匂いにつられて、 その黄色い香りを放出させている店を発見する。 これは自分とカレー屋さんとの極上の出会いかただと思う。 たとえ世界が踏み荒らされ知り尽くされても、 この瞬間だけは探検であり、新鮮に違いない。 チキンとダルの…
昔に行ったことのある、とくに印象に残った町のひとつ。 偶然テレビでピックアップされていたのをみた。 何より夜の散歩が、まるで甲冑を纏った中世の騎士が出没しそうで、 そのような心がどこかに迷い込んだ散策は実に有意義だった。 ベスト・オブ・路地。 …
妙に幾何学的デザインを感じさせる橋を渡る。 橋の影がより効果的に作用しており、 首を傾けながらだとなおさらそう感じることができる。 形状や規模を問わず、 思わず渡ってみたくなる橋に出会ってみたい。
男性の肖像と意味のありそうな漢文が彫られていた。 漢字を読んで、一瞬ルーツかと仰天した。
煉瓦で覆われた味わいあるビルのてっぺんに、 かつて抜群に居心地の良い素敵なバーがあった。 閉店したと聞いていたので、 どうなったのか確かめたくて階段を上がっていくと、 いつものように生い茂る緑が暗がりのなかを出迎えてくれた。 この通路、この風、…
何だこれは(画像参照)。 住宅と公園の間の道にある植え込みの一角に 典型的な茶屋のミニチュアを見つけた。 焼き物のようで、量産された市販品の気もしないでもない。 それでもこのように、 ちょっとでも通りを質素に飾って、 楽しくしたい気持ちは大切だと…
印象に残る道が好きだ。 路地、坂道、山道などなど。 そこが近所ならすぐにぶらりと行けるのがいい。 画像は近所にある和風の路地。家主が竹垣を一部分 新品に換えたため趣が少しなくなったけれども、 こういう佇まいのお宅はなくてはならないと思う、 ほっ…