2007-01-01から1年間の記事一覧

センサーで反応する門灯について

夜間に新築の一戸建ての前を通り過ぎようとすると、 よくフワッと優しい色をした照明が勝ってに点灯することがある。 あれはどうなんだろう。慣れないし慣れそうにない。 どこかから見られているような気がするし、立て続けにやられると 「この家もかよ!」…

una cavalletta su il pedale

信号待ちで、ふとペダルに目をやった。 何とショウリョウバッタが一匹止まっていた。 周りに草むらのない路面なのに、 いつ、どこからここに?まさか走っているときも? などと彼にささやかな驚きと感銘を受けながら、 できる限りそーっと降りて、自転車を立…

ユーロ高

高すぎ。行けないこともない。でも高すぎ。 中東が落ち着けば少しは下がるらしいが、それでも1年以上は高いのか。 前に残った、財布の中の5ユーロ紙幣が切なく見えてしかたがない。

『ホテル・ルワンダ』(南アフリカ・イギリス・イタリア,2004)

暴力、混乱、略奪、虐殺。まず、どうしようもない状態で、 よく千人以上の人命を守ることができたと驚く。 人の命は数では重さは量れないけど、このホテルマンの決断と勇気は真似できない。 また、上役の行動の迅速さなんかはこの国では有り得ない。 バック…

fai,fai,fai

雨なので外でのんびり一休みも出来ず、 何だか延々歩いていた。 完全防水のトレッキングシューズとお気に入りのシャツやパンツがあれば、 どこへ行くにも浮かれて楽しい。 車道が顔を利かして歩道の幅が狭いことにちょっといらいらしながら、 ギャラリーでも…

羊の数えかた

ひつじを数えると眠くなる、とはよく知られた眠る方法のひとつ。 なのである眠れない夜、ベッドで横になり試してみた。 30匹を過ぎたあたりで、やっていることの違和感に気付いた。 それはヒツジが1匹、羊が2匹・・・と数えてはいるのだが、 一匹ずつではなく、…

raganella a fontanella

不眠が続いている。 先月末には勤務中に痙攣し立ち上がれず、点滴を受けるに及ぶ。 昨年に起きた熱中症の恐怖は未だ消えてないらしく、 ここまで暑いと、どうしても緊張がほどけない。 パニック障害と診断されたが、それはもう随分マシになってきた感じだ。 …

タイトル未定

この日記にしてもそうである。 話のタイトルが決まらない。 文章にそぐわない題名を付けてしまうと、 一気に気分が乗らなくなり、思い入れのようなものもどこかに行ってしまう。 ツール・ド・フランスの放送と不眠症のおかげで、 集中する時間を上手く調整で…

その医者

なぜか夜中に何度も目が覚めてしまい、 日中は頭がぼーっとしっぱなしで生活に支障がでてきた。 なので、近所の医院に行くことにした。初診である。 医者に診てもらおうかという気持ちの迷いが、 さらに心理的負担になりそうだったこともあり、 多少すっと心…

puliro il condizionatore

他所のウェブを参考に、クーラーの掃除を決行する。 バケツやタオル、セットで売られていた市販のスプレーや、 「松居棒」なるものを数本用意したり、 回路部分や床などを防水すること半時間、 慣れない作業のためか結構な疲労をすでに感じる。 あとは勢いで…

『樅の木は残った』

時代小説によく出てくる、いわゆるおいしいとこ取りの主人公は置いといて、 早く先を読みたくなるようにさせられる大きな理由のひとつは、、 黒幕とその家臣らのやり取りが会話形式で書かれた断章というものが、 節々に挿入されてあるからだと思う。 内部事…

illusione

この夏は何かとバタバタしそうなので、 今のうちにしっかりと体力をつけておかねば、 ということで復活の祝いとしてヒルクライムしてみた。 自転車に乗ることの素敵さを改めて噛みしめながら、 森へ林へ突入を繰り返した。湿り気を帯びた緑の空気を吸い込む…

promemoria

ざっと気に留めた、整理せねばならないいくつかのことを雑然と覚書。 ・定期的にやってくる本の虫病にかかる。秋の夜長や冬のこたつでの活字もいい。 ただし六月の夜、雨の降る夜は読書冥利に尽きると言ってもいい。 どんどん雨降ってほしい。 ・コーヒーの…

ジロ・山岳ステージ

なんだ、あのラストのブリアンソンの格好いい坂道は。 なんだ、チマ・コッピのアニェッロ峠約2700m登って下り、 またイゾアール登るって。 なんだ、サウニエルドゥバルのピエポリやリッコが熱いし、 個人的にはシモーニがせめて1勝してほしいだけになってき…

仁清、江戸の名作

近頃は日本の江戸時代の美術に魅了されている。 特に日本画と陶磁器はこれから数多く接していこうと思っている。 美術展で優れた作品に接していくと、 評価とは別に、どことなく親近感を抱かせるものが何点か出てくる。 今回、それが野々村仁清だった。 桜花…

abbigliamento

こじれたのか別の何かか、乾いた咳がまだ収まりきらない。 プリントTシャツを買うのを控え、 無地あるいはちょっと模様の入った半袖シャツを探している。 特に襟付きガラモノで雰囲気のあるシャツ探しは難しくて、 店員さんに尋ねるときも戸惑ってしまう。 …

ペタッキ発射

サルディーニャの太陽とブルーな景色と、 2007ジロ・デ・イタリア第3ステージ、 ミルラムトレインからのエース優勝の録画をみるのが、 気持ちのカンフル剤になっている。 発射成功を始めてみた気がする。 にしても今年のジロ、 第14・15ステージが相当楽…

treno di Milram

昨日の時点で顔つきがうっすらはれており、おかしかったらしい。 案の定のど痛から始まって発熱、風邪をひく。鼻水もノンストップ。 生活のリズムといい十分な運動や食事といい、 考えれば考えるほど隙がなく、 たちの悪い風邪をひく理由が分からない。 なの…

日本代表対C.A.B

何かやらねばならないことを忘れていた。 それはラグビーのゲームで、 ジャパンとクラシック・オールブラックスの激突だった。 結果は日本の惨敗で、 世界レベルでは軽率なミスが即失点に繋がるという象徴のような試合内容だった。 ラインアウトと走り負けし…

食卓の備品〜その2

生野菜をいただく際、油っこくなるのでドレッシングをかけなかった。 ところがくばらコーポレーション「やきとり屋さんキャベツのうまたれ」、 という商品を旅行から持ち帰ったところ、 これがさらっとしてひつこくなくいける。家族にも評判だ。 九州のお店…

oretta affascinente

同じ釜の飯を食った仲間と一杯やる時間は、 当時と今との固有なテンションが交錯し、一味違う飲みになる。 やり取りそのものが励みや後押しといったフォローとなり、 再会を誓ってコーヒーでしめた。 ただ、カフェインに弱いのを忘れていたため、 まったく眠…

『スローカーブを、もう一球』

山際淳司さんの書くものは静かに熱く、 ぐいぐい読ませられる。淡白な語り口が返って真に迫っている気がする。 年齢やアマプロ関係なく、剛速球を放る、 いわゆる本格派と呼ばれるピッチャーよりも、 軟投派のほうに魅力を感じている。 飛躍するが、だから野…

旅を記す

3月に昔の旅での友人でありチャリ師匠でもあるOさんのお宅にお邪魔し、 たいへん貴重な体験ができた。 これもご家族の協力と親切、そして 師匠の溢れ出るアグレッシブさがあってこそだと断言できる。 ときどきこちらを見てくれているそうなので、 ちょっと…

tulipano

疲れたところにチューリップ。 脇を通って元気を分けてもらう。 やはり季節の花を楽しむ姿勢は欠かせない。 今年はうちでも植えてみようか。 自分の中ではストレッチの一環として、 早朝か夜間に公園までジョギングをしてウンテイをやっている。 体が遠心力…

『きょうの猫村さん』ほしよりこ著

ぼーっと、そして心行くまで和みたいときに読む。 畳の上でゴロンとなって読みふけりたい。 絵のタッチや、いかにもな会話がクセになる。 ささっと描けそうで、実際はかなり難しいと思われる動物表現。 このさらりとした空気の持ち主である著者を、 本当に偉…

terme speciale

それにしても渋滞が凄かった。 渋滞が好きでわざわざ車で出かけるのではと思ってしまう。 毎年繰り返されるのか本当に不思議でしかたがない。 連休といっても、実際そうでない人も多いはずで、 その方々は面識がなくても仲間だとする勝手な意識がある。 根こ…

絶妙な散策

不慣れな土地でカレーの匂いにつられて、 その黄色い香りを放出させている店を発見する。 これは自分とカレー屋さんとの極上の出会いかただと思う。 たとえ世界が踏み荒らされ知り尽くされても、 この瞬間だけは探検であり、新鮮に違いない。 チキンとダルの…

uno albero vicino a mare

岸壁に一本の樹木を見つけた。 遠く海を眺めている彼の幹は、 岩と土の間に埋まっている。 淡いピンクの花を何輪か咲かせており、 葉の形から桜の一種だと思われる。 しばらく横にたたずんでみることにした。 埋め立て時からこのような有様だったのであろう…

何の前触れもなく

あまりストレスのある話は別でやることにしているけれども、 今回は特別ということで。 先を見越して考えると、予約することは必要だ。

atarassia

来週には待望のフットサルができるという矢先に、 ピンポイントで足の親指にまな板が落下し悶える。 落ちていくまな板の残像が鮮やかに脳裏に焼きついている。 こういうときこそと、そばでも打って心をしずめてみた。 粉を用いた料理は昔から不思議と落ち着…